早くも梅雨入りしたかのようなぐずついた天気続きは、薔薇の季節に似つかわしくない。拙庵の薔薇たちも開花を躊躇しているかのようである。
さて、この野ばらが拙庵の野ばらの母である。いまではこの枝から挿し木したその子らの方がプランターで大株に成長しているのだが…。


で、野ばらの母に対しては敬意をもって庵主謹製の着物を着せている。中国唐時代に初めて焼き物に色彩をもたらしたという『唐三彩』チック?な加飾法だ。白に緑釉に褐色釉の代表的配色の三彩である。(野ばらの配色とコジツケよう…)
しかし半磁器の白(透明釉)に重ねた2色の釉薬が平滑な垂直面を思いきり流れ、窯の棚板を汚し、その付着から離すために高台の一部は欠損されてしまった(泣)。撮影にあたっては見えない裏側にコイン3枚のゲタを履かせ平静を装っている(笑)。<1999年作・酸化焼成>