こちらではnonacafe庵々主の『一日一芸』の秘技が連日連夜公開されるらしい。
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2009年 10月 19日
青山行。
おしゃれな南青山のブティック街の中にあって緑のエアポケットのような「根津美術館」だったが、3年半もの改築新築工事を終え、やっと現在「新創記念特別展」と共にお披露目中だ。
設計はサントリー美術館と同じ建築家、隈研吾氏であるらしい。
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待ちに待った再開なので、この美術館の代表所蔵作である尾形光琳の「燕子花図屏風」があるものと期待していたのだが、どうやらそれは来年4月までお預けとのこと…(泣。お祝いなのにケチしないでよ〜!)今回の目玉は国宝「那智瀧図」だ。
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庭を望む明るい開放的なエントランス展示場以外は、古美術が主体の美術館なので2階やその他の展示室は暗い小部屋である。結果、展示スペースは広くなったと言うが、さて以前のガランとした収蔵庫風な展示場が懐かしいかも。
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で、「根津美術館」の楽しみと言えば庭園だ。そっくりそのままそれは変わらぬ風情を保っていたが、以前は展示に関わらず無料で庭園に出入りできた。
それが今度からは入場料を払わねば入れない構造になってしまった。うーむ、これも何だかちょい寂しい。
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そして、南青山でのもうひとつの予定は、「うつわ楓」で開催中の田中信彦氏の個展見物であった。
今回は以前の釉裏紅シリーズや飴釉シリーズ、石目の黒い器はもちろんのこと、様々な新しい技法が展開されていた。マット釉の釉裏紅に代わって鉄だかマンガンだかの黒っぽい下絵の加飾がカッコ良くて、ガクガク震えるほど魅せられました。
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て、言うか久々に人混みに接したのか、庵主どうやら風邪を頂戴したらしい。
インフル?!知恵熱?!薄着だった?!帰ってから検温したら38℃だそうな。身震いするのも納得だ。
ま、本日はだいぶ熱も引いたのでひとまず一安心と思いたい。そうそう、
個展は本日月曜日が最終日。皆さん必見のお薦め個展だったのに…
ありゃ?残念でした。(苦笑)
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by nonacafe | 2009-10-19 21:54 | 庵主の物見遊山 | Comments(10)
2009年 05月 26日
笑いこらえて。酷な、コクーンタワー。
日本における元祖摩天楼街の新宿西口新都心にあって、ひときわ派手で目立つ東京モード学園の超高層ビル『コクーンタワー』。竣工は昨年10月だったのだが、やっと近所に所用があり、初めてビルの麓からポカーンと(口を開けて)見上げて来た。
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コクーンとは『繭/まゆ』。ゆえに繭から糸を紡いだ紡錘形なり。(笑)
で、繭の傍らには球体ホールの卵を産み出していたんだね(↓の写真)。その意匠は、なんと日本の伝統模様である『鱗/うろこ』。三角の鱗模様といえば能や歌舞伎の衣裳では大蛇の化身や妖怪の意匠と相場が決まっている。あな恐ろしや!(爆)
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蛇足ながらコクーン歌舞伎が上演されるハコは渋谷の東急文化村・シアターコクーンなのでどうぞお間違い無きよう…?!
さて本体のタワーの編み目模様だが、昨年開催された世紀の祭典会場であった北京『鳥の巣スタジアム』に似て無くもなくない。(って、どっちだ・笑)
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しかしよく見ると複雑に交差する格子模様は、規則正しく並んだ菱形のみが外壁ガラスを繋ぐ構造体であるらしく、その部分をアルミで覆っているように見えるが、アットランダムに絡む格子模様はシロート目にはどうも単にカッティングシートのようなチープなビニール製の加飾に見えた。ちなみに好奇心あふれる誰かさんがその水玉部分を爪で削って確認したであろう痕跡を発見した。(笑)
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かようなシール素材?で地上50階を取り巻く過酷な寒熱風雪に耐えられず、ペラペラ剥がれたりしないものだろうか…?と余計な想像。
このビルの設計は、(株)丹下都市建築設計・丹下憲孝氏。現代建築界を代表した大御所、故・丹下健三氏のご子息の出世作と聞く。ま、すぐ近くで岳父設計の東京都庁が見守っているから、きっと大丈夫なんでしょ、ね。(苦笑)
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さて本日の目的、京王プラザホテル45階のミュージックラウンジへと。
この超高層ホテルが初めて新宿西口旧淀橋浄水場跡の“副都心”に孤独に聳えていた当時を思い出しながら、当時のヒット曲であったろう“Fly Me To The Moon ♪”を始めとする友人の歌うジャズボーカルにうっとりと酔いしれた。
本当は、チラチラよそ見すると眼下のコクーンタワーがまるで月へと飛翔したがってる赤い腹のトノサマバッタに見えたりして、不謹慎ながらじっと笑いをこらえていたこと、今だから白状します。…なんと罪作りなビルでしょう。(苦笑)
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その笑える夜景写真は、歌に酒に酔いしれ(?)手振れブレブレゆえ、画像アップロードはありません。悪しからず。(笑)
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by nonacafe | 2009-05-26 23:54 | 庵主の建築漫歩 | Comments(4)
2009年 04月 01日
帰ってきた、コンドル。
このところ関心は、もっぱら古い建物。…(笑)
って、こちら、明治における日本の近代建築を拓いたジョサイア・コンドル設計の、懐かしの三菱一号館ではあります。が、ずっとそのまま、この場所にあったわけでは決してなく、再生された最新の復元物であります。
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オリジナルは1894年(明治27)竣工し、1968年(昭和43)にいったんは解体され消滅していたのだが、丸の内一帯の大地主である老舗・三菱地所が、新興のディベロッパーに対抗すべく一連の「ルネサンス計画」によって、かつて在った場所そのままに間もなく甦るようだ。恐るべしコンドル。コンドルは不死鳥だった?!(爆)
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その昔「一丁倫敦」の片鱗の記憶をちょびっと?知る庵主にとって、なにやらピカピカで“何たらランド”のハリボテに見えなくもないが…(苦笑)。しかし解体した部材の一部(たぶん尖塔の鋳鉄飾り等)は保管していたようで、建設当時の保管図面を元に忠実に再現された出来栄えは過ぎし良き日の追憶へと浸るには充分で、しばし感慨深く魅入ってしまった。
赤銅部は経年変化でいづれ青銅色に変わり古色を帯びるに違いない。(じゃあ、何故、三菱が原の記念すべき第1号建造物を当時自らわざわざ壊してしまったのか…?)
ま、経済高度成長期や地盤沈下や耐震性やらがあってね…と言うことだ。(笑)
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三菱一号館を含めたこの区画は、旧で言えば三井商事ビル+古河ビル+丸の内八重洲ビル。すべてを壊して統合再開発させた「丸の内SF計画」で、その奥には地上34階の新オフィスタワー丸の内パークビルディングが屏風のように背後にそびえる。
そして、タワーの足許を見れば「あー!このビル、暗くて重厚で好きだった…笑」の旧・丸の内八重洲ビルヂングの黒くて粗っぱい小松石の1,2階ファサード部分がちゃんと巻き付いていた(嬉)。
全体のデザイン的には決して馴染みが良いとは言いがたいが、角面の白い灯台のような旧・尖塔部も活かされ「どうだ。歴史があるんだぞ!」と誇らしそうだ。きっと先端には三角屋根が付き、旗をハタハタたなびかせるに違いない。(笑)
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この「丸の内SF計画」は4月には竣工予定だから、もはや完成目前だ。
赤煉瓦の三菱一号館は美術館に変身して、来年4月の「マネとモダン・パリ」のオープニング展が予定され、いまから内部への入場が楽しみだ。
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by nonacafe | 2009-04-01 23:30 | 庵主の建築漫歩 | Comments(2)