こちらではnonacafe庵々主の『一日一芸』の秘技が連日連夜公開されるらしい。
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2011年 03月 07日
『啓蟄(けいちつ)』
昨日は暦の二十四節気さながら、長き冬ごもりの蟄居から抜け出しての展覧会のハシゴでありました。
最初の写真はただ今60数年前へ復元工事中の東京駅。シートの中から見た事のないカブト虫のようなドーム屋根がひょっこり表れていた。これも啓蟄?!(笑)
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まずは、銀座和光の並木館ホールで開催中の『現代磁器四人展』です。
日本工芸会所属の新進気鋭最注目株の四氏(伊藤北斗、中田博士、藤井隆之、和田的の各氏・敬称略50音順)の競作個展のようなグループ展。栄えある戦いのリングに上った4氏の人選は、陶芸界の重鎮神谷紀雄氏のチョイスだそうです。まさに今が旬、若き四天王が散らす火花が目に見えるような激しい興奮を味わいました。藤井さん、素晴らしい作品と機会にお招きをいただきありがとうございました。
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そして、その足で本日のメインエベントである有楽町の国際フォーラムへ。こちらは工芸界初のアートフェアとなる『第一回現代工芸アートフェア』です。
陶芸作家が主となりますが、金属、漆芸作家も含めた今をときめく55人の工芸作家が一堂に会し、その代表作がブース毎に並ぶ巨大なショーケースとなっていました。
こちらは我が陶芸の最初の師匠「板橋廣美先生」と、長石釉と赤絵の絵付けが小生の憧れ「望月集さん」からお招きをいただいたのですが、何とその両者のブースが通路を挟んでお向い同士で火花を散らすという偶然。片や手の切れそうな真っ白な磁器造型。方や日本の赤き花たちの情緒と風雅。こんな展覧会ならでは出会い、味わいのコントラスト。そしてハーモニー。
こちらでも作家同士の絢爛豪華な饗宴が楽しめましたが、もののつくり手にとっては厳しい今のご時世。日本が誇るこの工芸の世界を、何とか来年へと繋げられる国際見本市へと、成功を祈らずにはいられません。
e0047694_2119432.jpg
そして、最後の目的地は、東京駅前の丸ビルへ。こちらは50回になる『日本クラフト展』です。今回招待券をいただき何年ぶりかに見る展覧会でしたが、陶芸作品は前ふたつの豪華展の後だけに、いささか物足りなさを味わってしまいましたが、それぞれ各ジャンル制作者の思いや意気込みを感じ、大いに触発されてしまったのも事実です。
小生も春の虫みたいにムズムズしてきたのです…。
(だが、しかし…)
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一夜明けた今朝はまた真冬に逆戻り。う〜っ、寒い!また布団へと冬眠だ。(苦笑)
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by nonacafe | 2011-03-07 22:18 | 庵主の物見遊山 | Comments(6)
2010年 05月 22日
RURI'S "UTUWART"
陶友のRuriちゃんが、意欲的な初個展を原宿にて開催中だ。
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本業のグラフィックと、陶芸との融合を図った、題して『UTUWART』。
タイポグラフィックなART作品と、
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いわゆる陶芸のUTSUWA作品も並ぶ。
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この春、華燭の典を迎えたばかりとあって、
ハッピームードのタイポグラフィック陶芸も楽しい。
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いろいろなメッセージのワードがチョイスできるので
その幸せを分けて欲しい方は、ぜひ下記のギャラリーへ出かけて欲しい。
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(地図の画像は大きく表示ができます)
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by nonacafe | 2010-05-22 17:53 | 庵主の一期一会 | Comments(12)
2010年 05月 08日
たいるアート作家の船出。
現在、西新宿OZONEにて『クラフトマーケット2010/第3期』が開催中。
最終日は5月9日(日)であります。
出展するには厳しい審査の難関があって、陶友である国立の『めいくーん』の「めいさん」こと内田寛子さんがその審査に見事クリアされ、この日を境に作家としてスタートを飾りました。
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上のこの作品、実は、作者は天地逆に飾っていたのですが、ひねくれ者の庵主は竹に見立て逆さに配置、おまけに先日江ノ島で拾ってきた流木を合わせました。
オリジナル作家への冒涜かも知れないが…ま、当節流行のコラボと言うことでご容赦を…。(苦笑)

この会期に向け、夜な夜な制作に励み、たたら機、窯、アトリエと体制を整え、満を持して臨んだようですが、実際のところその数の4分の3を窯出しで失敗されちゃった!そうです。(もらい泣き)
さすがにあのトレードマークであった元気はつらつガッツなマダムも、落胆されたことは容易に想像できます。
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しかし、何とか今回のメインである「富士山」「月」シリーズは特製障子スクリーンに展示され輝いています。奇跡を味方にした作家デビューです。
期間はあした9日(日曜)までですが、お時間の許す限り皆さんにはぜひこの門出を会場にて温かく見守って、祝福してあげてください。新宿西口エルタワービル前からも無料送迎バスも出ています。(笑)そして会場ブースはフロアが分散して解りにくいですが、真っ先に5階のエスカレータ脇へ!
なお、作家デビューの第2戦は5月末の「まつもとクラフトフェア」が控えています。松本方面の方は要・注目です!
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by nonacafe | 2010-05-08 10:45 | 庵主の一期一会 | Comments(10)
2010年 03月 23日
華燭に捧げる、二組の『めおと飯碗』
桜の開花が宣言された昨日、陶友のR嬢が華燭の典を迎えられた。
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庵主の数少ない若きガールフレンドの一人ゆえ、お祝いの品としてリキを入れ
拙作の「めおと飯碗」をプレゼントさせていただいた。(笑)
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とは言うものの、相も変わらず「双鳥葡萄文」の粉引である。(苦笑)
いつまでも番(つがい)の小鳥のように仲睦まじく、葡萄がたくさん実をつけるように子孫繁栄&たくさんの子宝に恵まれますように、と願いを込めた吉祥文でありますからして。
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番の小鳥の翼にはそれぞれイニシャル文字を刻み、見込みには世紀の結婚記念日デートを書き入れた。
僭越ながら出しゃばって、披露宴では贈呈式のコーナーまで設定いただいちゃったのです。(汗)
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そして来月10日。次は甥のY君の結婚式が控えている。
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あらら…絵柄は同じ様な、まさにコピー商品?!
否、形はマチマチ揃っていません、と言うか揃わない。(爆)
頃は春本番のちょっとした御目出度ラッシュ。彼らにとってまさに我が世の春だ。
Y君に陶芸の興味はなかろうが、R嬢のように大いに喜んでくれるといいのだが…。
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by nonacafe | 2010-03-23 23:20 | 庵主の陶芸 | Comments(10)
2010年 03月 18日
めいくい〜ん、でびゅ〜。
今日から、陶友でもあり国立の素敵なカフェ『めいくーん』のマダームでもあるメイさんのご好意で、拙作を20点ほど店内にて展示販売させていただくことになりました。
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5月の新宿OZONEや松本でのクラフトフェア出展を控えその制作で超多忙の彼女ゆえ、最近ではお店の営業が平日のランチ中心となっているようですが、お近くにお出かけの際にはぜひオーガニックなこだわり料理やパンやお菓子をぜひ一緒に味わっていただけたら幸いです。(上写真:メイさんご提供)

さて、今回の出品作は旧作(注・厳選ですぞ…笑)が中心となりますが、中には酉年の干支プレートなんて超お宝もあったりして…。(爆)
と言うのも、このところ庵主の磁器染付は失敗が続出でして、最新作ではご覧のような有様となりました。(号泣)
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もともと乾燥時のトラブルでフチがちょびっと欠け、それを未練がましく輪花に削って誤魔化したのですが、老眼には見えない小さなヒビが本焼きではざっくりと口を開けたのです。念仏のように呉須染付をしっかり施せば窯の神様がヒビを見逃してくれるかと、ひたすら祈っていたのですが…。
それにしても旧作と較べても、ちっとも進歩がないですね。
もちろんこちらは『めいくーん』さんには出品していませんので、念のため。(笑)
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by nonacafe | 2010-03-18 14:57 | 庵主の陶芸 | Comments(4)
2009年 10月 23日
芸術週間、目白押し。
見たい!行きたい!出かけるべし!
庵主のお薦めなら、読者諸氏の皆様もぜひ行かねばならぬ…。(^^)

e0047694_1519384.jpg★三﨑哲郎さんの作陶展
一昨年前の初個展と会場を同じにした第2回目の個展。あの天目釉シリーズの美しさもさることながら、日本屈指の公募展で数々の連続入選を重ねた大作「糸抜き波状紋」が手に取るほど身近に、そこにある。庵主はもちろん既に初日に拝見させていただきました&おいしいワインとともに…。(笑)
ギャラリー蓮@神宮前 開催中~10月29日まで。会期中無休。
詳細はこちら

e0047694_15215723.jpg★千田玲子さんの陶展
コンセプチャルなオブジェに、土味を活かした大地の器。その千田師匠が、東京で個展を発表する際のベースグラウンド的会場にて今回はどんな冒険と新機軸が展開されるのか、その語りも楽しみだ。
ギャラリー愚怜@本郷 開催中~10月31日まで。日曜休廊。
詳細はこちら

e0047694_15504867.jpg★Marche de couleurs
オシャレな二子玉川のアンティーク家具屋さんのオシャレな中庭でオシャレに繰り広げられる手作りグッズなどオシャレなバザール。
もちろん!陶友のminaちゃんのオリジナル布バッグと、ayaちゃんの陶器がコラボする「minAya」ショップが狙い目~♡。10月24・25日(土日・2日間限り)詳細はこちら

★染付作者10人/線描の味わい展
憧れの正木春蔵さん、岩永浩さん他の「千変万化」の染付競演。
ギャラリー花田@九段下 開催中~10月31日まで。期間中無休。詳細はこちら

e0047694_15532592.jpg★須永彩子さん個展「月日」
教室のスタッフAyaちゃんこと須永彩子さんがいよいよ開窯独立。それまで重ねた月日を新作で振り返るエポックな個展。ケーキとカフェタイムガーデンもあるらしい。Ayaちゃん、新生活がんばってね!Good Luck!
Cha-tu-ca@所沢 10月29日~11月1日まで。会期中無休。詳細はこちら

★皇室の名宝展・1期
注目は伊藤若冲の「動植綵絵」全30幅。じつは先日観覧に出かけのだが館内混雑中とのことで挫折、隣の「動植宙理」の科学博物館に流れてしまったことがある。
若冲は一昨年前、収蔵元の三の丸尚蔵館にて一年がかりの小分けの公開ですべてを拝見済みなのだが、一堂に展覧できる機会は希少で必見だ。それに今なら春と秋だけ公開の本館裏庭園にも入場できる。
@東京国立博物館平成館 開催中~11月3日まで。月曜休館。詳細はこちら

あれっ?!まだ他にもあったかな?
こんなことしてる間に、東奔西走。出かけなくっちゃ!(嗚呼、忙し…)笑
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by nonacafe | 2009-10-23 16:28 | 庵主の物見遊山 | Comments(10)
2009年 07月 06日
椚窯(くぬぎがま)の、初窯から。
椚窯とは教室の陶友であるKyoko5346さんが、この春千葉に築窯されたばかりのホカホカの陶房であります。
その目出度き初窯に拙作ふたつ、ご厚意により忍ばせていただきました。(感謝感激)

左の茶碗(自称、井戸。笑)は自ら初めて調合されたという「土灰釉」で、教室にある「土灰釉」に比べて釉溜まりがやや緑っぽくガラス質に変化するのが、いい感じ!
右奥の茶碗(自称、筒茶碗。再笑)は、続いて調合された「飴釉」で、この釉調は教室には無くて出来上がりを楽しみにしておりました。抹茶のグリーンがよく映えそうな渋さですね。(^^)~☆
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拙作としてはいつになく禁欲的に質素なまとまりですが(苦笑)それは素焼の状態でお渡ししたので過剰な加飾のチャンスがなかったからであります。
で、仕上がり作品のご紹介撮影では過剰なる設定の特別ロケを敢行いたしました。
なんと!国の重要文化財に指定された旧朝倉家住宅をちゃっかり勝手に借景(!爆)してしまったのです。(笑)
さすがに茶室はオフリミットの柵があり、代わりに傍にあった待合風の濡れ縁にての撮影決行です。
季節のお菓子はこれまた陶友であります菓匠 Syu-5氏の陶菓子(菖蒲でしょうか?)に友情出演を願いました。
えぇと…敷物は、茶の心得のない庵主ゆえに「袱紗」ならぬ小道具を包んで参りました縮緬の「風呂敷」であります。(笑)
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して、普請道楽で知られた朝倉家とっておきの客間の床の間に並べて置けば…。
なにやら不細工な拙作も銘品の香りが漂ふマジックに陶酔しきり!?
あまりのマッチ具合に、陳列品としてそのまま置いて帰りました、とさ。(^^;) うそ!
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by nonacafe | 2009-07-06 21:44 | 庵主の陶芸 | Comments(6)
2009年 06月 22日
姫サイズにて、無謀なる競演。
じめじめ梅雨の真っ盛り。部屋にいてもカビそうなので(笑)きのう日曜日は、崇拝する旧師・田中信彦先生の二人展を自由が丘に程近い奥沢「澄光=ちょうこう」ギャラリーへ訪ねた。
今回はガラス作家の柳原麻衣さんのバーナーワークによる可愛い昆虫や胞子などのひかりむしオブジェとのジョイント展であった。(6月24日/水曜まで開催中)

そして今回、色々なラインナップがある中で、柳原さんに負けず劣らず可愛い田中先生の姫サイズのビアタンブラーを、いただいて帰った。
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釉裏紅のピンクがいい発色でしょ。可愛いデザインでしょ。。。
姫のおちょぼ口にピッタリでしょ。(っと言ってもオヤジである拙者が愛用するのだが…爆)
いいなぁ、こんな色気を拙作にも取り入れたいなぁ…のつぶやきに、「銅に掛けたマットな淡いブルーグレーの釉薬は配合20%のバリウムで冷却還元焼成にてこの発色が可能ですよ」と大胆にも企業秘密を耳打ちしてくださったが、模倣できる術を全然持たない庵主としては拙ブログにて皆さんに暴露公開するしかありません。(笑)

さて、その前日教室にて庵主の新作飯碗が上がっていました。
姫つながりにて、梅雨空の下、拙ベランダスタジオにおいて
僭越ながら師弟共演(対決?)させていただきます。
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残った磁器土の廃物利用で小さな姫サイズの飯碗2客となりました。再生作業が雑なので所々に虫喰いが現れたりして、粗雑な初期伊万里の味わいのようで…と言ったら自画自賛かしらん?!(苦笑)
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で、揚げ句の果てには古伊万里の高台銘にしばしば見かける「富貴長春」の目出度い語句を書き入れたりして…ひとり満悦(笑)。
なお、右の胴回りに線巻き以外に何も描かなかったのは決して書き忘れではなく、作為なんですよ。時節柄、暑苦しいのはどうにも鬱陶しいでしょ。とか?(笑)
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by nonacafe | 2009-06-22 19:21 | 庵主の陶芸 | Comments(8)
2009年 05月 26日
笑いこらえて。酷な、コクーンタワー。
日本における元祖摩天楼街の新宿西口新都心にあって、ひときわ派手で目立つ東京モード学園の超高層ビル『コクーンタワー』。竣工は昨年10月だったのだが、やっと近所に所用があり、初めてビルの麓からポカーンと(口を開けて)見上げて来た。
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コクーンとは『繭/まゆ』。ゆえに繭から糸を紡いだ紡錘形なり。(笑)
で、繭の傍らには球体ホールの卵を産み出していたんだね(↓の写真)。その意匠は、なんと日本の伝統模様である『鱗/うろこ』。三角の鱗模様といえば能や歌舞伎の衣裳では大蛇の化身や妖怪の意匠と相場が決まっている。あな恐ろしや!(爆)
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蛇足ながらコクーン歌舞伎が上演されるハコは渋谷の東急文化村・シアターコクーンなのでどうぞお間違い無きよう…?!
さて本体のタワーの編み目模様だが、昨年開催された世紀の祭典会場であった北京『鳥の巣スタジアム』に似て無くもなくない。(って、どっちだ・笑)
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しかしよく見ると複雑に交差する格子模様は、規則正しく並んだ菱形のみが外壁ガラスを繋ぐ構造体であるらしく、その部分をアルミで覆っているように見えるが、アットランダムに絡む格子模様はシロート目にはどうも単にカッティングシートのようなチープなビニール製の加飾に見えた。ちなみに好奇心あふれる誰かさんがその水玉部分を爪で削って確認したであろう痕跡を発見した。(笑)
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かようなシール素材?で地上50階を取り巻く過酷な寒熱風雪に耐えられず、ペラペラ剥がれたりしないものだろうか…?と余計な想像。
このビルの設計は、(株)丹下都市建築設計・丹下憲孝氏。現代建築界を代表した大御所、故・丹下健三氏のご子息の出世作と聞く。ま、すぐ近くで岳父設計の東京都庁が見守っているから、きっと大丈夫なんでしょ、ね。(苦笑)
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さて本日の目的、京王プラザホテル45階のミュージックラウンジへと。
この超高層ホテルが初めて新宿西口旧淀橋浄水場跡の“副都心”に孤独に聳えていた当時を思い出しながら、当時のヒット曲であったろう“Fly Me To The Moon ♪”を始めとする友人の歌うジャズボーカルにうっとりと酔いしれた。
本当は、チラチラよそ見すると眼下のコクーンタワーがまるで月へと飛翔したがってる赤い腹のトノサマバッタに見えたりして、不謹慎ながらじっと笑いをこらえていたこと、今だから白状します。…なんと罪作りなビルでしょう。(苦笑)
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その笑える夜景写真は、歌に酒に酔いしれ(?)手振れブレブレゆえ、画像アップロードはありません。悪しからず。(笑)
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by nonacafe | 2009-05-26 23:54 | 庵主の建築漫歩 | Comments(4)
2009年 05月 19日
望月 集 陶芸展@板橋・瑞玉
えっ?雪原から顔を覗かせたタケノコですって?(笑)…否、
大雨で水没した赤い橋の欄干の擬宝珠でもありません。(爆)
一閑さんこと望月 集さんの個展が、ただいま
板橋の工芸ギャラリー「瑞玉=すいぎょく」にて開催中です。(5月23日(土)まで)
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白地に赤く〜♪蓮の蕾を染めて〜♪。
自他共に認める(?!)望月ファンの庵主なら、白い長石釉がもたらす緩やかなカーブは涼風に揺れる蓮の葉から抽出されたラインであることは一目瞭然。
でも、いただいたDMに使用されたこちらの写真を拝見した時、この簡潔にして余白の大胆さは会場で現物を観るまでは、よもやこんなに大きな長皿(左右55cm)であろうとは実は驚きでした。庵主のモジュールではサンマ皿が手に負える最大サイズの限界ですからね…(苦笑)
しかしその余白のこだわりは、カーブの稜線を境に上と下とを釉薬をマスキングで掛け分けし、それぞれ釉薬の逆の流れによって奥行きの空気感を表現されていたのです。「百聞は一見にしかず」ですから、ぜひ会場にてお確かめを。

そんな細やかな技と手法は、赤絵を主としたおなじみの華麗絵巻のような四季花図の器や陶画額を始めとしてフルラインナップ展示。今回は小品ながら酒盃の12か月シリーズも展開されていました。一月の松葉から始まり十二月の椿まで、中には可憐な菫(すみれ)を見つけたり…嗚呼、願わくばフルセットで独占したいものよ、と。
また、今回はいくつもの挑戦作がありました。定番となっている細かな綿密な作業が続くと、こんな無謀な?粗野な?破壊的な?冒険で気分転換がしたくなるんだと苦笑されていましたが、しかしそれらはそのままでも十分にスタイリッシュで魅惑的。
そんな荒ぶる支流を取り込み、大河へと注がれて往く明日が楽しみでなりません。
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by nonacafe | 2009-05-19 08:49 | 庵主の一期一会 | Comments(8)