パキラの開花からだいぶ時間が経過いたしましたが、我がたわむれなる受粉の
お手伝いが見事成功したのか、7月のある日、メシベの萼の子房部分が
ぷっくり膨れているのを発見!!
それは日増しに大きくなり、めでたくご懐妊いやパキラの果実に違いあるまい。
大きさはアボカドよりちょっと大きめと言ったところ。
ベタベタの甘そうな樹液を発散し、ひたすらひたいに汗かき「加油!」と
頑張っているあの夏の日、リオ五輪の出場選手のように‥。
(当時、昼夜逆転のTV中継で応援だった!?のだ‥笑)
そうそう‥‥パキラは南米原産で、かのリオ五輪開会式でも入場の際には
各国のプラカードと共にパキラの小さな鉢植えたちが行進していたっけな‥!
ま、テーマはアマゾンに代表されるブラジルのグリーン・エコだったけどね。
やがて果実はその重さに耐え切れず、2.3日前にいきなりドスンと落果した。
その弾みで果実は5つに割れ、中には完熟したような種子15個が
パンヤの綿に包まれて誕生。まるで美味しそうなナッツである。
それはカイエンナッツと言い、食用でもあるそうな?‥油で炒めて
バターピーナッツで行けそうだが、微量の毒成分があるんだそうで、
まだまだ生存意欲のある我が身ゆえ、泣く泣く喰いしん坊は返上した。
で、小生はリオ五輪のグリーンエコの精神を受け継ぎ
種子15個は、なにやら五輪マークに模した植木鉢に3個づつ忍ばせた。
さて、発芽は相成りますでしょうか?目下、非常なる愉しみとしている。